”見れないブラウザはおいておいて、とにかくデザイン重視でいこう!”。
前回は、そんな考えが今Web業界に広まりつつあるんです、というお話で終わりました。
きっと、Web制作に携わったことがある方であれば、なんて乱暴な考え方だろう…と思ったに違いありません。
私が乱暴な書き方をしてしまった、というのもあるのですが…。
とにかく、上記のような考え方のことを
『プログレッシブエンハンスメント』と言います。
2003年にアメリカで開催されたイベントの中のプレゼンで使われて以来、
じわじわ広まってきた言葉だそうで、
ちょうど現在発売されている『Web Designing』にも特集で取り上げられています。(⇒当時のプレゼン資料)
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定義としての「プログレッシブエンハンスメント」の意味とは、
「新技術に対応していないブラウザに囚われることなく、
積極的にハイレベルな技術を取り入れてWebサイト制作をしていこう」
という考え方なのです。
たとえば、前回出てきたInternet Explorer(以下、IE)に対応をしていない『WEB WEB BOY』。
あのサイトには、現在策定中のHTML5で対応される予定の”<canvas>タグ”というタグが使われています。
この<canvas>タグに対応をしていないために、
『WEB WEB BOY』のサイトはIEで見ることができないのです。
今までだったら、
”一般的に利用されているブラウザであれば、
そのいずれで見ても同じく表示できるよう制作する”
というのが常識でした。
しかし、「プログレッシブエンハンスメント」の考えは、
”制作するにあたり、新技術をサポートしていないブラウザに技術を合わせない”
”リテラシーが高いユーザーにより高い満足度を提供する”」
という積極的な姿勢であり、かつ革新的な考えということができます。
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現時点での技術に照らし、「プログレッシブエンハンスメント」を具体的に言うと、
制作技術として現在最も広く利用されている「HTML4.01、XHTML1.0、CSS2.1」に加えて、
現在策定中の「CSS3」、「HTML5」を積極的に
使っていきましょう、さらにその他のAPIなどの新技術も使っていきましょう、
…という感じですね。
その考え方でいうと、現在もっともユーザー数が多いIEは
とくに高い技術を利用したWebサイトのデザインや操作性に厳しい目を持っていない、ということで
それ以外のブラウザを利用しているユーザーが対象となってきます。
…今回は少し難しい話をしてきましたが、
この新しい考え方である「プログレッシブエンハンスメント」が今後注目を集めることで、
Web制作のあり方もどんどん専門化し、変化していくことが考えられます。
よりハイクオリティ、ハイレベルな制作技術が求められてくるということですね。
Webの学びに対する意欲がますます掻き立てられます☆
